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さいごの話 - 2013.07.22 Mon

ハナレズが解散して、一週間が過ぎました。
あれだけどっぷり非日常な空間にいたのに、終わってみたら案外すんなり日常に戻れてしまう人体の不思議です。

あらためまして、「あかるい場所まで」にご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。
もう本当に、みなさんのおかげでハナレズは救われました。
ありがとうございます。

最後にすこしだけ、よもやま話(?)にお付き合いください。


アクターズラボ烏丸クラスの3年目ということで、今回はこれまで以上にたくさんのことをメンバーだけの力で進めないといけませんでした。
中でも一番大きかったのは、柳沼さんが台本を書かないこと。
1期、2期のときはどちらも柳沼さん書き下ろしの作品で、正直そこに頼っていた部分が大きかったです。脚本が面白いから、なんとかなるやろうと。
なので、3期のクラスが始まる前の説明会で、不安なことはありますかと聞かれたときに、

「ほんとに自分たちで台本からつくるんですか」

と思わず念押ししました(笑)

不安と期待が7:3くらいの割合で始まった3年目。正直、初めの方は何してたか記憶にありません・・何してましたっけ?
そうだ“京都からなくなったもの”をテーマに独り芝居をしたんでした。
そこで愛さんがとりあげたジャズ喫茶「しあんくれーる」と『二十歳の原点』を、今回の公演の題材にしようと決まって、そこからが怒涛のシーン創作の始まりでした。

数行の日記から、風景、人、会話をひねり出し絞り出し、どんなこと考えてたんやろう?自分だったらこう言うかな?と、あーでもないこーでもない言いながら、やっとこさっとこ形にして。

そして指摘される「空気感」。

「空気感がでてない」

・・・なんなんですか空気感!!
こればかりはGoogle先生も教えてくれませんでした。


稽古が進まないのも、シーンが立ち上がらないのも全部自分たちの責任。

よく考えたら、学生劇団にいたころはそれが当たり前でした。
役者、スタッフ、演出、稽古場の仕切り、集客、当日の運営、何もかも全部みんなでやる。誰も面倒みてくれません。
それが、演劇講座の受講生という立場になった途端に受け身になっていた気がします。

集団の中で、自分にできることは何かいつも考えながら動くこと。
演劇だけじゃなくて普段の生活の中でもすごく大事なこと。

できなかったらできなかった分だけ、きっちり自分に跳ね返ってきました。

お話の全体像が見えない不安
シーンが立ち上がってこないもどかしさ
“これでいきます”という形になった台本が出てこない焦り

もう柳沼さん、諦めて台本書いてください!
と、何回言おうと思ったことか。

でも、ぎりぎりまで忍耐強く待っていてくれました。
ありがとうございます。
いやでも怖かったですよ、本当に。どうしてくれようかと思った。


高野さんやそのご家族、お知り合い
インタビューに答えてくださった皆さん、世に云う団塊の世代の皆さん
『二十歳の原点』読者の方
観に来てくれるお客さん
スタッフの皆さん

いろんな人たちに対する怖さと、だからこそちゃんとやらなという気持ちと、
でもやっぱり怖いわしんどいわと、ふらふらしながら、あっちこっち傾きながら。

これでほんまに何か伝わるんだろうか、これ面白いんやろうか、
最後まで確信がもてないまま幕が開いて。

開いたらあっという間でした。



仕事しながら演劇は無理やと思っていたのに、社会人2ヶ月目くらいで我慢できなくなって1年目のハナレズに参加して、芝居も仕事も中途半端にしかできなくて、やっぱりやめとこうと思って、
2年目の公演を観て、やっぱすごいわと思って、もう一度仲間に入れてほしくなって、で3年目。

2年目のメンバーがつくってくれた空気、遠慮しいだけどなんとなく心地よい、よくわからない空気にするんと包んでもらった感じでした。
柳沼さんも言ってましたが、このハナレズは価値観も視点もばっらばらで、共通点は皆総じて引っ込み思案という(笑)すごい集団です。

演劇を続ける人、やめる人、新しい場所に向かう人、日々の暮らしに戻る人、行く道もきっとばらばらですが、その先にあかるい場所が待っていますように。


私も日常に戻ります。
「いつもお世話になっております」とか、「大変申し訳ございません」とかとか、
そんな日々にうずもれそうになりながら、心のどこかに情念をもち続けて生きていきたいと思います。

本当、ありがとうございました。
またいつぞや。


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見崎 由佳
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Author:ハナレズ
柳沼昭徳氏の演出のもと、
2011年7月の第一回公演
「アーカイヴ・定吉1950」、
2012年7月の第二回公演
「山下君が死んだあとのこと」
を経て「ハナレズ」はいよいよ
最終第3期へと突入します。
新たなメンバーを加え、
引き続きハナレズブログを
継続してまいります。
以後の展開をお楽しみに!

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